介護は家族だけでがんばらない(!)こと

医療・介護

↓この記事を読み、激しく同感。

みんなの介護
「介護の教科書」第8回メンタル
老々介護が増加?認知症の妻と知的障害の娘の介護あなたと要介護者を守るポイントは
「一人で頑張りすぎないこと!」

https://www.minnanokaigo.com/news/kaigo-text/mental/no8/

この記事では、67歳のお父さんが66歳の妻と33歳の娘さんを一人で介護しているが、負担が大きすぎるので専門家に相談にいき、無理なく生活できるよう介護サービスなどを再度見直し、生活を再構築したということでした。

お父さんは「家族のことだから自分が何とかしなくては」と思い、がんばり過ぎてしまっていた。自分一人で抱え込んでいたのを、自分で気づかなかったといいます。

このように、家族のことだからとか、自分が何とかすればいいとか、他人に家に入られたくないなど、抱え込んでしまう介護者は少なくありません。けど、そのままいったら共倒れになっちゃいます。

これまでの家族の生活に、まったく知らない他人(ヘルパーさんなど)に入ってこられるのはイヤ!という気持ちは分かりますが、ワンオペは限界がきます。家族何人かで協力して、といってもやっぱり家族内だけでは行き詰っちゃうと思います。

ケアマネさんやヘルパーさんが入ってくれば、介助のやり方や、介護保険制度のことや、福祉用具のことなんかも教えてもらえるし、今の状態を維持したり向上させる方法も提案してくれます。なにより、介護を受ける家族の状態を知っていてくれ、ともに生活を良くしていこうとしてくれる仲間ができることは、とっても心強いです。

とはいえ、昔の考えのお母さんなどは、他人を家に入れることにかなり抵抗されますよね。友人のお父さんが要介護となり、在宅で介護するとなったときのこと。お母さんと二人で介護するというので、ケアマネさんにケアプランを立ててもらい、ヘルパーさんに来てもらったほうがいいよとアドバイスしたのですが、お母さんは「知らない人が家に入るなんて絶対にイヤ!」と言っていると。

このようなお母さんに何て説得していいのか、悩みました。紆余曲折あり、在宅介護ではなく有料老人ホームに入居されたのですが、いや~こういうとき何て言ったらいいのかな?と引っかかっていたんです。

が、、この記事にこうありました。

何を優先するのかを考えてみてください。今の介護スタイルを継続するのか、要介護者である本人の望みを優先して今のまま一人で介護するのか、本人や介護者の健康を守ることを優先するのか、家族で生活することを守るのかです。

「共倒れ」になってしまうと今の生活は守れません。当たり前ですが、「共倒れ」は急にやってきます。そうすると、急遽対応することになり、「自宅から離れた施設に入所するしかない」、「高額の施設に入居するしかない」など、望んでいないけど仕方ない選択しかできなくなってしまいます。

みんなの介護
「介護の教科書」第8回メンタル
老々介護が増加?認知症の妻と知的障害の娘の介護あなたと要介護者を守るポイントは
「一人で頑張りすぎないこと!」より

なるほどー!「共倒れ」は急にやってくる。そうなると急遽対応することになるから、仕方ない選択しかできなくなってしまう。
そうなんですよね!急な対応ってそうなっちゃうんです。だから、その前に対策するのが大事。介護だけじゃない、何でもそうだよな~。

ともあれ、このセリフはいただくことにします(笑)
皆さんもそんなシチュエーションに出会ったら、思い出してくださいね。

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