コラム

おひとりさまの入院での困りごとは、こう解決しよう!

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高齢になってからの一人暮らし、心配なことや不安なことがいろいろあると思いますが、なかでも、病院に入院する際に身元保証人を求められるのが困る、という声が少なくありません。
公益社団法人 成年後見センター・リーガルサポートの調査によると、身元保証人がいない場合には入院を認めない病院は、全国で22.6%あるそうです。

公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート「病院・施設等における身元保証等に関する実態調査」より

家族が入院した経験のある人は書類をたくさん書かされたと思いますが、そのなかに保証人の欄があったでしょう。けれど、入院の際近くに家族がいなかったらどうなるのでしょうか?

上記調査では、身元保証人となったのは「親族」が一番多くなっていますが、「専門職の後見人」やNPOなど「有料の民間機関」のほか、「友人・知人」の割合も少なくありません。つまり、困ったときに助けてくれる友人を持っていれば、まずは解決できるということ。

公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート「病院・施設等における身元保証等に関する実態調査」より

ですがそもそも、病院が身元保証人を求めてくる大きな理由は何でしょう?

「おひとりさまの終活(三省堂)」「おひとりさまの終の住みか(築地書館)」など、多くのおひとりさま本の著者である中澤まゆみさんはこう言います。

病院や施設が身元保証人を求めるのは、身もふたもない言い方をすると、お金の取りっぱぐれがないことと、遺体の引き取り先がほしいからです。逆に言えば、入院時に一定程度の預け金を用意するとか、「もしものことがあったらここに連絡を」といった対応を用意しておけばいいということにもなります。

なるほど!その先にある背景を深く掘り下げて考えると、解決方法が見えてきますね。

中澤さんは続けて

けれど自力でそうした対応ができる人は多くはないだろうから、公的機関が身元保証サービスを積極的に進めていってほしい

と言います。

一方で最近、厚生労働省が医療機関に対し、身元保証人がいないという理由で入院を拒んだ場合は医師法に反するとして、都道府県に適切な指導を求める通知を出しました。ということは、今後は身元保証人不在により入院を拒否される、という事態は改善されそうです。

病院側の対応の変化、公的機関によるサービスの推進などで、これからの時代、入院時の身元保証人問題は改善されていくでしょう。その背景にはこうした動きがあることを見続けていきたいです。

そして、なにか問題が起きたときには「おひとりさまだから」に帰着させるのではなく、問題の本質を掘り下げてみれば、対応策が考え出せるかもしれません。それを忘れずにいたいなと思いました。

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