コラム

10年後のコミュニティを考えるためのヒント

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オモロウゴをつくるためには、“コミュニティ”の存在が大きいんじゃないかと、最近ますます感じています。
そんななか、目に留まったのが10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと』(山口揚平著、SB Creative)を紹介する記事。

著者の山口さんは、外資系コンサルティング会社で企業再生に従事し、独立。クリスピー・クリーム・ドーナツの日本参入、ECプラットフォームの立ち上げなどを手掛けた事業家・思想家です。

この本では、価値観の大転換期を迎えた21世紀社会、10年後はどんな世界になっていて、それに向けて何を学び、どう生きていくべきか、大きな示唆を与えてくれています。

基本的にはビジネス、経済について書かれていますが、21世紀のそれは“コミュニティ”という視点が欠かせないようです。ここでいうコミュニティは、オモロウゴのためのコミュニティとは次元の違う話ですが、コミュニティを本質的に捉えるためのヒントになるんじゃないかと思いました。

これからの社会がどういう形になっていくのか、こんなふうに述べています。

社会自体が、「資本主義というタテ社会」から、「ネットワークというヨコ社会」に大きく移行していく

ネットワーク社会では、必要なものを譲り合う「シェア経済」が発達していくため、モノについては「more and more(多ければ多いほどいい)」から、どんどん「less is more(物事はシンプルなほうがいい)」という価値観になっていく

ネットワーク社会では「数字としてのお金」ではなく、「個人の信頼残高」に価値がシフトするとあります。そして、そんなネットワークを維持構築していくための「コミュニケーションの能力」がますます重要になる

上記は抜粋ですが、そうした流れになっているなあと、感じるところがあります。
そうした未来社会に向けて、私たちは何を学んでいったらいいのか?

究極として「21世紀の人間の仕事は、アートとデザインしかない」と言い切ります。なぜなら「言語化されるあらゆる事柄が機械によって最適化されるから」です。
アートとは、個人の意思に基づく本質の表層だ。つまり、私たちが近くした本質を言葉以外で具体化したものがアート
(中略)
デザインとは、de-sign、つまりノイズアウトすることによる人々の認知コストの低減だ。余計な情報をなくして、みんなに同じように伝わるようにする

「アート」と「デザイン」
ともすれば、特別な人たちがやることと思われがちですが、21世紀の人間の仕事はこれだけだ、と言いきっています。

私はそれをこんなふうに考えました。
アートは、自分のこれだ!と思うことを行動で表すこと。
デザインは、それをみんなにシェアする際、本質が伝わるよう考え表すこと。

もうちょっと簡単にいうと、
自分の想いや考えの本質を行動で表すことが必要。
それを自分だけに留めずみんなにシェアすることが必要。その際、どうしたら本質が伝わるのか、相手のことを考えて表現することが大事。

ということなんじゃないかと思いました。

そして、

これらは受け手の立場を思う気持ち、つまり「愛」がないとできないものです。つまり、「愛」を行動の源泉にするものは、いかなる機械にも代替できない人間だけの仕事であるというわけです。

結局、「人間愛=社会、コミュニティへの貢献」を追究し続けることが、もし10年後に世界が壊れても僕たちが生きていくために必要なことだという結論です。

といいます。

自分は何をしたいのか、何がシェア(貢献)できるのかを、「愛」をベースにして自ら問い実践し続けることが、10年後のコミュニティのあるべき姿に通じるのではないか。

そんなことを考えさせてくれました。



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