コラム

OMORO☆TOMORROW再スタート!“介護”から学んだたくさんのこと【その2】

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カッキー
「2016年から介護施設で働き始めました。そこは特養(特別養護老人ホーム)だったのですが、全室個室で、10人ぐらいをグループとして生活する「ユニット型」と呼ばれるところで。デイサービスやショートステイも併設されていました。

私はショートステイに配属されました。ショートステイというのは、自宅で介護されている方が、家族の用事や休息などの際に、数日間宿泊してケアを受けるというもの。かなりの介護を必要とされる方から、ほとんど手のかからない方まで、すっごく幅広い方々が来られました。

ちなみにデイサービスは、日帰りで施設に通って、食事や入浴など日常生活の介護やレクリエーション、機能訓練などを受けるものです。白いバンなんかにお年寄りの方が介助されて乗り込んでいるのを、近所で見たことありませんか?あれはたいがいデイサービスの送迎です。」

石崎さん
「なるほどね。それでカッキーさんのいたショートステイでは、どんなことをするの?」

カッキー
「食事介助、入浴介助、排泄介助からゴハンを炊いたり、配膳や食器洗いをしたり、洗濯したり、レクリエーションしたり…と朝から晩まで、かなり忙しいです。

介助の度合いややり方は、利用者さんによってさまざま。歩くときに介助が必要か、キザミやトロミなど食事の形態がどうか、薬は食前か食後か、認知症があるかないかなどなど、一人ひとり必要な介護が違います。

その方の歴史や職業、ご家族の状況なども理解しておく必要もありますし、それらを覚えるのが大変でした。ショートステイだから、利用者さんが入ってきたり帰ったりで毎日違うので。」

石崎さん
「“利用者さん”って?」

カッキー
「介護を受ける高齢者の方をそう呼ぶんです。私も初めて知りました。」

石崎さん
「やはり大変、よね?」

カッキー
「はい、それはもう、想像以上でした。というか、想像できなかった。やったことなかったし、こんなに多くの高齢者の方にお会いしたこともなかったので。

たとえば実際の利用者さんでの身体介助は、麻痺されている方だったらそこは絶対動かないし、体重が思い切りかかって重いし、最初はどうしていいか分からなくなりました。先輩たちはひょいって動かしているように見えるのに。」

石崎さん
「下の世話とかもしたんでしょう?」

カッキー
「もちろんです。けど、最初はフリーズしました。初めてオムツの中に排泄物があるのを見て、本当にどうしていいか分からなくなり…。そこでも先輩は、手際よく片づけるんですよね。上手な先輩は、その所作がとても美しいです。」

石崎さん
「所作、ですか?」

カッキー
「そう。たとえばベットから車椅子などへ移動させるときでも、オムツ交換でも、所作が美しい先輩がやると、利用者さんも安心して身を任せていますね。初心者にやられるのではかなり違うと思いますよ、ストレスが。
だけど、慣れないところ一生懸命やってくれるからって、ひたむきさや初々しさをかってくれた利用者さんも多くいました。」

石崎さん
「なるほどね~。で、カッキーさんは上手くなりましたか?」

カッキー
「ぜんぜんまだまだ。けど、積み重ねていくとそれなりの成果はありますね。漠然とではなく、良き目標に向かって、というのが大事ですけどね。」

石崎さん
「どんな利用者さんが来ていたの?」

カッキー
「その地域に住む高齢者の方ですね。80代後半の女性が一番多かったかな。けど、90代の方も少なくありません。70代よりは90代が多かった。あと、若年性の認知症やパーキンソン病で60代の方もいました。

ビックリしたのは、ホントに皆さんお若くてお元気!もちろん、具合がよろしくない方も来られていましたが、ほとんどがお元気で。90歳過ぎてるってウソでしょう?って方もいっぱいいます。それまでこんなに多くの高齢者に会ったことがなかったので、知らない世界を垣間見ました。」

石崎さん
「会社勤めしてると知りえない世界だよね。」

カッキー
「ホントに。そして、いろいろな方からそれぞれの人生の話を聞きました。
たとえば戦争の話なんかは、食堂に数人が集まって、東京大空襲のときはどうだったとかって話してるんです。うちの隣まで焼けたとか子ども背負って逃げたとか、すごいリアル。」

石崎さん
「なかなか聞けないよね、そんな話。」

カッキー
「ホントに!それから、ある95歳の元気な女性利用者さんからは、いろんなことを教えてもらいました。『あんた、今のうちにやりたいことは全部やったほうがいいわよ』って人生の教訓だとか、『この歳まで生きて一番つらいのはね、友達が皆いなくなったことだよ』って、その歳の実感からでた言葉だとか。

石崎さん
「ほう~!」

カッキー
「またある利用者さんからは、人生物語と同時にある業界の歴史を教えてもらったり、また別の利用者さんからは、お父さんの話から営んでいた家業の風習を教えてもらったりだとか、知らなかった昔のことをいっぱい教えてもらいました。

映画やドラマで知るのと、経験した本人から聞くのって、リアリティが全く違います。介護の仕事って、こうして利用者さんの人生に触れることなんだって、やってみて初めて分かりましたよ。」

石崎さん
「いろんな学びがあったんですね。すばらしい経験でしたね。」

カッキー
「はい、想像以上に、たくさんのことを教えてもらいました。高齢になると実際にどんな状態になるのかを目の前で見ましたし、心身の状態も人によって本当にさまざまだということも。
多くの利用者さんに触れて、老後のリアルを少しだけですが分かったように思います。

そんなわけで、介護施設に勤めていたので、OMORO☆TOMORROWが止まっていました。」

石崎さん
「勤めながらでも両立して続けられたのでは?」

カッキー
「うっ、痛いツッコミ(笑)その通りなのですが、、介護の仕事は身体を使います。慣れずに余計な力を使ってたこともありますが、仕事終わるとヘトヘトになって。。
なので、介護の仕事に集中していました。エネルギーも使うらしく、お腹がメチャ空いてごはん山盛り食べてましたけど、痩せました(笑)。

バランス良く続けられればよかったのですが、足の具合がきびしくなりまして。あまり負担をかけられない体質と分かりましたので、辞めたというわけです。」

石崎さん
「体力的にもやっぱり大変なお仕事なんですね、おつかれさまでした。今後はOMORO☆TOMORROWを続けるのですか?」

カッキー
「はい、しばらく止まりましたが再開し、続けたいと思います。」

石崎さん
「あらたなOMORO☆TOMORROWは何か変わるのですか?」

カッキー
「コンテンツを再編しました。『オモロウゴをつくる技』『オモ活コミュニティ』『オモロウゴの達人』の3本柱として、こちらの記事を更新していきます。」

石崎さん
「それぞれどんな内容なのですか?」

カッキー
「『オモロウゴをつくる技』は、老後を面白くするために役立つ知識や知恵、終活に関することの最新情報などをお伝えします。

『オモ活コミュニティ』は、地域や起業や趣味などいろんなところで面白い活動をされているコミュニティをご紹介するコーナーです。老後に関連していたり、関連していなかったりでも“オモシロイ”を中心にお伝えします。

『オモロウゴの達人』は、今を自分らしく面白く生きている素敵な先輩をご紹介します。年齢に限らず、今を楽しんでいる素敵な方を!と思っています。
それと、『コラム』でカッキーの日頃の考えや想いなんかを発信していく予定です。」

石崎さん
「なるほど、それは面白そうですね。何はともあれ、更新ですね。」

カッキー
「は、はい!とにかく地味に…いえ、地道に続けていこうと思います。今後ともOMORO☆TOMORROWをよろしくお願いいたします!」

石崎さん
「楽しみです!がんばってくださいね。」

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