コラム

おひとりさまの老後に理想的な住まいを見た! 「狛江共生の家 多麻」見学記

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おひとりさまの老後でシンパイなことって、住まいのこと、大きいですよね。
健康で元気ならばひとりは自由で快適だけど、自分のことがままならなくなったとき、いざ何かあったときは、どんな選択肢があるのか?

そうなったら老人ホーム?けど、やっぱり自分の家にいたいと思うと思うんですよ。おひとりさまでも自分の家に住みつつ不安なく暮らし続けられる、それが理想。けど、そんなところあるの?と思っていたら、あったんです!

狛江市にある「狛江共生の家 多麻」。グループリビングといわれる、ひとり暮らし高齢者のための共同住宅です。機会をいただき、見学に行ってきました。

グループリビングというのは、家族でない人たちが一緒に住み、互いに助け合って生活していく高齢期の暮らし方。これまで家族がおこなってきた生活のサポートを、運営者や住人同士でおこなうものです。

「狛江共生の家 多麻」は、一見ふつうの賃貸アパートで居室が14部屋、1階には共用のダイニングやサロン、キッチン、庭、庵があります。居室はアパートの一室と同じなので、プライバシーが保たれますし、自分の好きなよう暮らして超OK。部屋の中にもキッチンがありますが、共用の大きいキッチンもあり、自由に使うことができます。

1階にある共用のダイニング
ダイニングの奥にある共用のキッチン
居室のキッチン

希望者には毎日夕食が提供されます。だいたいは皆さん、毎日ご一緒に、ダイニングで夕食を共にされているそうです。また、住宅内には運営側のコーディネーターさんが常駐していて、ふだんの生活であれこれ困ったことや、必要になれば、医療や介護のことまで相談できます。

地域との交流も盛んで、毎週水曜日には昼食会を開催。市内の住民30名以上が登録していて、地域の方々と居住者の皆さんでワイワイ昼食を食べ、午後は小物づくり、手芸、ピアノ演奏と歌、お茶のお点前など、その時々のさまざまな行事で楽しい時間を過ごされています。

その昼食づくりと、希望者へ提供される毎日の夕食は、地域のボランティアの皆さんが調理スタッフとして協力してくれています。そのほかにも、サロンを教室として提供し、書道教室や折り紙教室などが開催され、地域の方々が集う場としての役割も持っています

皆さんで作った小物が飾ってある

この「狛江共生の家 多麻」を運営されているのは、NPO法人 狛江共生の家。ひとり暮らしの高齢者を取り巻く環境に、強い問題意識を持った狛江市民の有志が2002年から活動を始め、2007年にNPO法人を設立、同年にこの「狛江共生の家 多麻」をオープンしました。

ひとり暮らしの高齢者が安心して住み続けられる終の棲家、グループリビング。運営するNPOが生活や医療、介護などの相談にのって、自分らしい暮らしの継続をサポートしています。

行政に頼るのではなく、また、お金次第の解決を図るのではない、地域の人々の協力を得て、善意と良きコミュニケーションで継続した支援をおこなうことが大事だと考えたそうです。ここを拠点とし、コミュニティ活動を通して地域の力を高め、地域づくりの一翼も担っています。

近隣住民の方とも顔が見える関係となっていて、外出中に見かけた居住者の方を見守ってくれたり、お米などの食料品をおすそ分けしてくれたり、小学生の子どもたちが遊びに来たりしているんですって。地域とのつながりが、しっかりできているんですね。

★★★★★

ずっと自分の家に住み続けたいけれど、高齢になったら自分だけじゃ対応できないことが出てきそう。不肖カッキー、そしたら施設に行くしかないのかと思っていました。

けれども、ふつうの賃貸アパートで自由に自分らしい暮らしを続けつつ、困ったことは相談にのってくれ、助けてくれる。医療や介護が必要になったときにも、相談してつないでくれる。地域の人たちとの交流もできる。安心して、地域に住み続けられる。
そんなところもあるんですね!

こうした頼もしいNPOが運営するグループリビングは、ひとり暮らしの高齢者にとって、理想の住まいのひとつかも。
おひとりさまの老後に、とっても心強い味方が現れたようです。


>> ひとり暮らし高齢者のリビングホーム狛江共生の家「多麻」
※現在HPは閉鎖しています



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