コラム

「オモロウゴの達人」の域を超えた、103歳の世界的芸術家

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篠田桃紅さん
世界的な芸術家で、御年103歳。

書を極め、水墨による抽象画で独自の世界を切りひらいてきた珠玉の作品たちは、
篠田さんそのもののように凛として強く美しい。
何より、ご本人の人柄、その歴史には圧倒されるものがあります。

恥ずかしながら、私、篠田さんを最近まで存じ上げませんでした。
知ったのは超ミーハー番組(?)の「ぴったんこ カンカン」。ゲストの綾瀬はるかと安住アナが、篠田さんのアトリエを訪ねていき、いろいろなお話を伺いました。

第二次世界大戦が終わって11年が過ぎた1956年に、渡米。
ニューヨークを拠点に、アメリカ各地で個展を開くなどして、1958年に帰国。
以来、進化し続け100歳を超えた今でも、現役で活躍されています。

テレビで語っていた印象深いエピソードは、
1966年ビートルズが来日された際、宿泊先ホテルの部屋に篠田さんの作品が飾られていて、ジョン・レノン達メンバーがいたく心を惹れたと。
ジョンが日本文化にインスパイアされたきっかけが、篠田さんの作品だったんじゃないかと。
それが、この作品。





書をやりたいと言い出したビートルズのメンバーに、篠田さんが筆屋さんを教えてあげたらすっかり有頂天になったとのこと。
すごいエピソードをサラッと語ってました。





いやー、ホントこんなに凄い芸術家マダムが日本にもいたんだなーって、衝撃を受けました!

ぜひ「オモロウゴの達人」としてお話伺いたいな~なんて、密かな野望をともしていたところのある日、本屋で篠田さんの本を見つけました。

『103歳になってわかったこと』





早速、ページをめくり第一ページ目に書いてあったのは…

「私には死生観がありません」

おおーーーっ!!!
のっけからカウンターパンチをくらいました。

「死生観」。

父母が亡くなって、私が遅ればせながら考え始めたこと。
「OMORO☆TOMORROW」でも、それを学んでいくといいんじゃないかと思って提唱しているわけですが、それを「ない」と言い切る篠田さん。

素敵すぎる…!

いろんなことを体験し、考え、学び、また体験し、考え…と
経験を重ねた先の103歳という地平には、そんな世界が見えているのかもしれません。

自分がその境地に達せられるとは到底思えませんが、
この素晴らしき先人の言葉を、世界を、経験を、
本や作品などを通じて、学ばせていただこう!と思う今日この頃でした。







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