コラム

今年のエンディング産業展で目を引いたものは…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

先週8月22日~24日の3日間で「エンディング産業展」が開催されました。葬儀などエンディングに関するビジネスの見本市で、6月下旬の「フューネラルビジネスフェア2018」と双璧をなす総合展示会です。(「エンディング産業展」のほうが、業界の領域や開催日数や来場者が多い)

新しいサービスや商品などが一堂に会する機会、「フューネラルビジネスフェア2018」との違いにも興味を持ちつつ、見てまいりました。300社以上の企業のブースがひしめく中、カッキーの目を引いたものを紹介します。

★★★★★
家系図作成アプリ My Root2

お年頃になると、家系図に関心を持ち始めますよね。家族や先祖や親戚のことを目に見える形にまとめておきたい。けど、よく見るような家系図を自分で作るのは大変そうだし、業者に頼んだら高そうだし…。

そんなあなたに!ということで開発されたのでしょう、「My Roots2」。このiOSアプリ※をダウンロードし、登録画面に名前や関係、顔写真、父親・母親などの情報を入力していくと、自動的に家系図が作成されちゃうんです。しかも、離婚などの複雑な家系にも対応しているそう。
※Androidはバージョン4.0以降は開発中

たとえば、iPadでみるとこんな感じですが、別の人物をタッチするとその人を中心とした家系図が見られるんですって。それってスゴくないですか!それができるのって、デジタルならでは。紙の家系図だとそうした切り替えはできませんもの。

そんなアプリが無料でダウンロードできるなんて、これまたスゴイ!ビックリしました。ただ、アプリなのでプリントアウトできないんです。紙では残せない。紙にしたい人は、別途依頼してねとのこと。This is the business。

そして、アプリだと当然、自分が知っている範囲もしくは家族や親せきに聞いた範囲となるので、正確さがあやういことも。正確さ、そして重厚さ(紙の)を求めるなら、通常の家系図作成サービスを。戸籍をしっかりと調べて作成してくれます。で、こんな重厚な掛け軸にもしてくれるそう。

とはいえまずは、無料アプリで知っている範囲で作るだけでも、十分に価値ありますよね。使ってみたくなりました。

「家系図作成アプリ My Root2」
ハッピーメモリーズ株式会社
https://www.happy-memories.jp/software/iosver.html

 

★★★★★
旅する仏壇
ペットのための骨壺HOUSE

ブースの前を通りかかったとたん、ほかと雰囲気が違うなあと思い足を止めました。シンプルで美しいんです。そしてちょっとした違和感。小さな台の上に位牌とお鈴と香炉が載っているのですが、とっても小さい。思わず「なんでこんなに小さいのですか?」と聞いてみました。

「旅する仏壇」というそうで、仏壇(下の台)に位牌・お鈴・香炉を収めることができます。500mlのペットボトルぐらいのサイズなので、持ち運びが可能。ふだんお部屋に祀るだけでなく、収めて外に持ち運びすることもできるという。遺影を持って想い出の場所に行く、みたいな感覚に近いのかな。

とはいえ、持ち運びするようなものではないのでは?との疑問をぶつけたところ、高齢者施設に入所する方が仏壇そのものを持って行けない代わりにこれを、という需要が多いのだそう。たしかに、それなら分かりますね。

隣の展示台を見ると、とっても素敵なお家の形をした何かがありました。それは何かと尋ねると、ペットの遺骨を入れる骨壺だそう。暖かみのある木でできた、美しいお家。インテリアで通常使われているウォールナットやナラ、メイプルなどの素材でできています。

きっかけは、スタッフの方の猫が亡くなりとても悲しんでいた。いつもその猫を偲んでいたいとの思いを聞いて何とかできないかと考え、そばに居られるようこのお家を作ったのだそうです。こちらは元々は家具メーカー。だから、インテリアとしても馴染むようデザインされたとのこと。

それで深くナットク。小さな仏壇も、お家型の骨壺も、展示ブースもとってもセンスが良くて、ほかと違った感じだったんですよね。

仏壇などは、仏教様式から来たデザインです。だから現代のインテリアにはマッチせず、もっと違うデザインないかなと求めている人も多いでしょう。そうした人にはグッとくるデザインだなと思いました。

「旅する仏壇」
STUDIO SURUME / スタジオスルメ
http://studio-surume.com/works/tabisuru-butsudan.html

 

★★★★★
のうこつぼHawaii

こちらも、ブースの前を通り違和感を感じました。日本的な墓石のようなところに「ALOHA」と書いてある。「???どういうこと?」

聞いてみると、ロッカー式の納骨堂を作っているメーカーさん。石でできたお墓タイプのこの納骨堂は、日本には提携してる(?)お寺数十箇所にあり、実績は豊富だそう。石でできているから、合葬墓のように見えます。

それをこのたび、ハワイの日本人墓地内に作ったのだそうです。はやり憧れのハワイ、ハワイで眠りたいというニーズはあるんだとか。けれど、ハワイに墓地を持つとしたら、いろんなことが日本とは違います。

たとえば、日本でお墓を買うといっても「永代使用権」という権利を買うわけで、管理料が払えなくなったらお寺などの持ち主に返さなくてはなりません。けれどハワイの場合は、所有権を買うこととなり、管理されなくなり草ボーボーとなっても誰も手出しできません。

そうなると墓地不足が深刻化します。だから価格が高騰する。庶民はなかなか手が出せなくなる。外国人ならなおさら。という状況の中、このメーカーさんはハワイにルートができ、通常なら絶対にムリと思われる日本人墓地に、こちらの納骨堂を確保できたのだそうです。

ハワイへの移民1世が多く眠る日本人墓地だから、お墓のスタイルは日本式が多いそう。その中だったら、この和型スタイルでも違和感ないのかな?日本から買い求めるお客さんも、海外でもこの和型スタイルだったら安心なのかな?

その感覚はちょっと分かりませんでしたが、私もハワイ好きなので、ハワイに惹かれる気持ちはよく分かります。けど、ハワイへは生きてるうちに行きたい!

ただ今お客さん、絶賛募集中だそう。ハワイ好きには注目のイッピンかもしれません。

「のうこつぼHawaii」
株式会社 愛心
https://noukotsu.co.jp/hawaii/

 

★★★★★
リアルお坊さん

昨年はペッパーくんがお坊さんになった「ペッパー導師」にビックリしましたが、今年はリアルお坊さんが多かった。浄土真宗の大谷派、本願寺派がそれぞれ出展していたからです。黒の袈裟を来た人が大勢いると、やはり目立ちますね。

ミニセミナーをやっていたり、アンケートをしてもらおうと声をかけていたり、お坊さん方もがんばっていました。私が答えたのは、お葬式に関するアンケート。「お葬式が必要」「不要」「お寺に期待する」「期待しない」のマトリックス、どのへんかにシールを貼るという。さて、私はどのへんに貼ったでしょうか?(写真の中にありますよ)

といったところでした。
あとはセミナーをバンバンやっていましたね。ちょっとしか参加できませんでしたが、ひとつ、すごく良かったのがありました。つづきは次回~。

第4回エンディング産業展(ENDEX)
http://ifcx.jp/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加





ページ上部へ戻る