LIFE SHIFT<ライフ シフト>にあらためて衝撃!

「人生100年時代」と聞くのも、珍しくなくってきている今日この頃。OMORO☆TOMORROWでもそうした未来を想定し、長い人生を面白くするためいろいろ考えたり、行動しましょうよ、と提言しています。
その考え方を初めに提唱したのは、ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏で、著書「LIFE SHIFT~100年時代の人生戦略~」(東洋経済新報社)が話題になったのは記憶に新しいところ。日本政府の「人生100年時代構想会議」の有識者メンバーに入ったとニュースにもなりました。
OMORO☆TOMORROWも共感し、その考え方をベースとして発信していたのですが、今さらながら本をじっくり読んだところ、「日本語版への序文」というのっけから衝撃を受けました!
冒頭でこう言っています。
日本は、世界でも指折りの幸せな国だ。
ほかのどの国よりも平均寿命が長いから、という理由ですが、あらためて考えてみるとその事実ってホントすごいこと。これまでの人類が願っていたであろう「もっと生きたい!」という望みが叶っている、ということですものね。
以下、序文の中で私がへーー!と思ったことを挙げると…
・100歳以上の人を英語では「センテナリアン」と呼ぶ
⇒ センテナリアン!覚えておこう~。
・日本で今、100歳以上の人は6万1000人以上いる
⇒ そっかー、今でもそんなにいるんだな~。
・2050年までに100歳以上の人は100万人を突破の見込み(国連の推計による)
⇒ ひ、百万人!30年ちょっとで16倍以上に増えると!これはもう、珍しいとは言えなくなりますね。
・2007年以降に生まれた人は、107年以上生きる予想
⇒ ひゃく、ななねん、いじょう…!お、甥っ子ちゃんたちはそうなるんだ…!
・過去のロールモデルがあまり役に立たない
⇒ 107年生きるのが当たり前になる子どもたちに、今の親の価値観でモノを言ってもまったく見当違いになるのは当然。…って、同じことがオモロー世代にも言えるということですね。
・老いている、若いの概念が変わる
⇒ ですね…!100歳が当たり前になったら、50代とかって思い切りミドル。若くはないかもしれないが、老いてはいない。折り返し地点は過ぎたかもしれないが、まだまだこれからの位置ですよ!
・古いステージは「教育→仕事→引退」だが、新しいステージではそれより20年多く働く
⇒ ですね…!定年延長で、過去より長く働くようになっているなど実情も変わってきています。年金支給開始年齢も引き上げられそうだし。それに、まだまだ働きたいと願う人も増えているのではないでしょうか。
・エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカー
⇒ 人生長く働くとなると、これまでの働き方では疑問が。「エクスプローラー(探検者)」、「インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)」、「ポートフォリオ・ワーカー」などのような選択肢が増えれば、人々はもっと自分らしい人生を考えることができるのでは、と。
まさに、こうして新たな選択肢をアタマに入れないと、100年時代をオモローく生きるのは難しくなること必須ですね。
・40~50代の人は、自分とはまったく違うタイプのロールモデルを見つけ、新しい生き方の選択肢を知ることが大切
⇒ まったく同感!オモロー世代は、80代まで働くのはあたり前になるかもしれません。けれど今のままの働き方では、いずれにせよ無理になるでしょう。将来もオモローく働くためには、これまでとはまったく違うタイプの場所に赴き、いろいろな人と出会っていろいろな価値観を知り、自分の解を見つけることが必要だなと心から思います。
というわけで、のっけからガツーンとパンチのある事実や提言がずらりの「LIFE SHIFT」、このあと本章も楽しみです。今回はここまで~。