いずれ死ぬっつーじゃないですか、逆算の思考法

今日は、おススメ本をご紹介します。
タイトルは、『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』
みうらじゅんとリリー・フランキーの対談本です。
みうらじゅん、リリー・フランキーといえば、って有名人なんで皆さん知ってますよね?
何してる人たちなのかは、よく知らない方のほうが多いかもしれませんが、くわしくはググッてくださいませ~。
ってプロフィール的なものは割愛させていただきますが、みうらじゅん、このお方、実はカッキーの憧れの人なのです(笑)
その昔、私、ニューヨークに留学していたことがありまして、日本語がすっごく恋しくなって、マンハッタンの紀伊國屋書店に足しげく通っていました。
そこで出会ったのが、みうらじゅん著「VOWでやんす!」の文庫本。
メチャメチャ可笑しくて、読むたびに声を出して大笑い。異国暮らしのツラさに元気を与えてくれるパートナーになったんです。
そこからみうらじゅん好きが始まったワケですが、くわしいことはまたの機会に。
で、対談本『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』。
連載や対談などでよく顔を合わせていたこの二人、お友達でもあって、ある日の夕方、夕陽を眺めながら縁側でタバコをくゆらせていたときにしたのが、この会話。
みうら「…あのさ、最近、気づいたんですけど、どうやら人間っていつか死ぬってね」
リリー「どうやらね、死ぬっつーじゃないですか」
みうら「うん、どうやら死ぬっつーね」
これが発端となり、『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』という『逆算の思考法』で、「人生」や「人間関係」や「仕事」、「生と死にまつわること」などを二人で語りつくして、本になったんですって。
サブカルでおちゃらけ感の強い2人ですが、語っていることの本質はとっても哲学的なんですよね。本質を語るために使う、現象や事例が個性的過ぎて、そっちに気がいってしまう傾向がありますが。
この本、すべてが深イイのですが、「仕事」について話している中で、「面白さ」について語っていたのが印象的だったので、ちょっと紹介すると…
★★★★★
リリー『都内で20軒ぐらい飲食店を経営してる友達がいて、そいつ、スペイン旅行してるときにスペインのバルを見て「こんな面白い飲み屋があるんだ」と思ったら、すぐに何回も通ってあっという間に日本にもそんな店を作っちゃう。面白いと思って形にするまでが早いんですよ。』
リリー『みうらさんが「ゆるキャラ面白い」と思ってから、「ゆるキャラの本出そう」とか「イベントをやろう」っていうまでが、めちゃくちゃ早い。そのスピードがあるってことが、ムーブメントをつくること。』
リリー『どんな仕事でも、絶対にスピードって大切だと思いますよ。』
みうら『確証があってやってるわけじゃなくて、なんとなく面白いんじゃないかって思いながらやってるのが、きっと面白いんだろうね。』
みうら『面白いことを面白くするためには、見切り発車が必要ってことだよね。』
★★★★★
なるほどー。
オモシロさにはスピードと見切り発車が必要なのか!深イイな~。
って、カッキーには今回、ここがグッときましたが、読むたびに違うところに惹かれるし、
読み人それぞれにグッとポイントが違ってくると思います。
あなたはどこにグッときますか?
読んだ方はお知らせください。語り合いましょう~!