ワイワイおしゃべりしながら楽しく知ってみよう!~終活を知ってみよう会~

「オモロウゴをつくる技」にはいろいろな方法がありますが、“終活”を自分事としてとらえる、ということも大事な要素の一つだとOMORO☆TOMORROWは考えます。
けど、“終活”って一口に言っても範囲は広いし、何から始めていいか分からないし、最近の状況ってよく分からない…。そう、最初の一歩を踏み出すのが難しいですよね。

そんなあなたにぴったりの会があるんです。その名も『終活を知ってみよう会』。世田谷区砧の多世代型コミュニティハウス「笑恵館」(しょうけいかん)で、毎月開催されています。
むずかしそうな“終活”もまずは知ってみましょうよ、とそのまんまをネーミングにしたこの会、いったいどんなことをしているのでしょうか?
毎回参加しているカッキーから、レポートいたします。

終活を知ってみよう会
〒157-0073東京都世田谷区砧6‐27‐19
笑恵館にて毎月第3火曜日13:30~15:30開催
https://www.facebook.com/shokeikanshukatsu/






気になるテーマを分かりやすく解説

「終活を知ってみよう会」は毎月第3火曜日の午後1時半~3時半、笑恵館の大きな絵が飾られている部屋で開催されています。
毎回テーマが設けられていて、まずはそのテーマについて分かりやすい解説のお話があり、その後、皆さんの考えやご経験などをおしゃべりしながら、ワイワイ楽しく考えていきます。

今までにこんなテーマについて、お話してきました。

Vol.1 終活が注目される背景
Vol.2 小さくなってきた葬儀
Vol.3 中身が変わってきた葬儀
Vol.4 お墓ある?ない?いる?いらない?
Vol.5 現代の供養のカタチ
Vol.6 親を見送ってみて学んだこと

どれも気になるテーマなのではないでしょうか。
お葬式のこと、お墓のこと、供養のこと、昔と違って近年ではいろいろなカタチが出てきているけれど、何がどうなっているのかをまとめて知るのは、なかなか難しいかもしれません。けれどここでは、社会的な背景や全体としての傾向など、終活カウンセラーの石崎公子さんがデータや写真をふんだんに用いて、分かりやすく解説してくれます。

ある日の『終活を知ってみよう会』

ある日のテーマは「お墓ある?ない?いる?いらない?」。
まずは、これまでのおさらいをしていきます。この会は、単発でも連続でも参加は自由。冒頭に今までの振り返りをするので、初めての方でもざっと理解できるようになります。
この回では、「終活が注目される背景」「小さくなってきた葬儀」「中身が変わってきた葬儀」について、ひと通りおさらいをしました。

飲み物とお茶菓子付きです。お菓子を食べながらどうぞ~

そして石崎さんが、最近のお墓事情を解説していきます。たとえば、東京の都立霊園ではお墓不足なのだけれども、一方でお墓が余りはじめているとのこと。10年前の調査では、今お墓が“ある”人は4割で、“ない”人たちの多くはお墓購入の意思があり、年々増加傾向。しかし少子化で継承者が減っていくため、その先は無縁墓になると想定されるそうです。
こうしたことをデータを用いて説明してくれるので、皆さん理解が深まったようです。

次に室内墓、納骨堂、永代供養、墓友(ハカトモ)、樹木葬、海洋散骨、宇宙葬など新しいお墓のカタチについて、たくさんの写真を見せながら解説してくれました。
ピッとカードをかざすと自動的にお墓が現れる納骨堂では、「どうやって運んでくるのかしら?」などの声が。最新のハイテク式にはとくに興味が尽きないようですね。

石崎さんがたくさんの写真を見せつつ、解説してくれます

ワイワイおしゃべりしながら楽しく考える

後半はみんなでお墓について考え、率直な意見を話し合いました。お墓がある方、あるけどそこでいいのか考えている方、ないからどうしようと思っている方、それぞれの状況と考え方を語っていきます。

参加者Kさん、出身地の地方では、ある小さな山にお墓がたくさん建っているけれども、いわゆる霊園ではない。墓地全体を管理をしている法人はいない。昔、有力大名の家臣だった人たちのお墓群がそのまま現代にも残っているようだ。そこでは「墓守さん」と呼ばれる人たちが家族に代わり、お墓掃除や花を供えに行っている。墓守さんは職業ではない。その家単位でご縁のある墓守さんと個人的に契約して管理してもらっている、などとのお話があり、皆さんへーーーーー!

また、参加者Mさんのご実家がある地方では、立派なお墓を代々引き継ぐことを良しとする風習が残っていて、本家からは立派な墓を持つよういわれているが、分家となったお父様は「墓はいらん!」と主張していて、収拾がつかない。もし親が墓をつくったとしても、自分は継承しないだろう。なぜなら自分の墓をもう決めてしまったから、などと話され、これまたへーーーーー!

お墓のことって、地域の風習や家の事情によりまったく違っていて、本当にさまざま。「えーホントに?それ初めて聞いた」「ほーー、そういう考え方もあるんだね」など、お話を聞くたびに感嘆の声が上がりました。

こうして、まったく知らない風習や自分じゃまったく考えたことのない考え方を知ると、視野がぐーんと広がります。すぐに答えは出ないとしても、「じゃあ自分はどうしようか」を考えるための、貴重な手がかりとなるのではないでしょうか。

みんなでおしゃべりしながら考えていきます

“大事な仕事”を“いい仕事”に!

この「終活を知ってみよう会」を開催するのは、笑恵館オーナーの田名夢子さん。(この記事この記事でもご紹介しています)
田名さんがこの会を始めたのは、どんなきっかけだったのでしょうか?

田名さん『笑恵館をスタートさせて、しばらくしてからこの会を始めました。42年前に父、12年前に母を亡くして、それぞれの葬儀なんかの過程を経験して気づいたことや感じたことがいろいろあってね。
※初期のころは「これから楽交@笑恵館」

父のときは昭和だったから、家でやるのが一般的でね。だから自宅で、ザ・お葬式という感じの葬儀をしました。 急だったこともあって、バタバタあれよあれよという間に終わって。あれで良かったんだろうか、とずっと思ってましたね。

それから30年後の母のときは、亡くなってから式まで1週間ぐらい時間があって。その間に葬儀屋さんといろいろ話したら、無理でしょう?と思っていたことが実現できたの。なんだ、そんなこともできるんだ!と思って。

“葬儀とはこうでなくてはならない”と思い込んでいたんだけれど、そんなことはない。そうしたことを知ってるのと知らないのでは大違い、と強く感じましたね。

何でもそうだけど、知っているのと知らないのとでは大違い。人生の最期という一大事に関することだったら、知ってたほうがいいでしょう?
そう思ったのが、この会を始めた理由かしらね。』

お父さまとお母さまのご葬儀の写真を見せつつお話しする田名さん

なるほど、そうした体験が田名さんを動かしたんですね。おっしゃるように、知ると知らないのとでは全然違います。そして田名さんは、こうも語ります。

田名さん『自分の人生の一大事なのに、人任せにしている人が案外多いんじゃないでしょうか。そのとき自分はいないからいいんだ、とかね。

“死ぬ”というのは“大事な仕事”ですよ。その大事な仕事は、“いい仕事”にしましょうよ。そんなことを思ってね、この会をやってます。』

なるほど~。ホント、“いい仕事”にしたいです!
田名さんありがとうございました。

めったに聞けない話が続々と

進行役をされている石崎公子さんもお話しをお聞きしました。石崎さんは終活の動向に知見がおありですが、この会にはどんな特長がありますか?

石崎さん『幅広い年代の方が集っていますね。40代~80代ぐらいでしょうか。女性が多いですが、男性もポツポツ。だいたい6~10人と少人数なので、本音でおしゃべりしやすいですね。
続けて参加される方もいれば、気になるテーマのときだけの方、知らずに笑恵館を訪れた方をお誘いしたり、と自由な感じです。

まずはテーマに関する世の中の動向を、データや写真を使って解説していきます。皆さん、新聞やテレビなどのニュースでは聞いたことがあっても、まとめて知る機会はあまりないと思いますので、全体像をコンパクトにスッと理解できるよう心がけています。

データを見せながら解説する石崎さん

その後、皆さんで経験談をお話ししたり、疑問点などにお答えしていきます。いろんな年代の方の身近でリアルな話が聞けるので、私自身もオドロキがいっぱい。参加者の皆さんと一緒に目からウロコがボロボロ。質問も次々に飛び出します。

アットホームな雰囲気で、気軽に楽しくおしゃべりしながら学べるというのは、世の中の一般的な終活セミナーとは全然違いますね。参加者の皆さんからは、「こういう話ってめったに聞けない。知れてよかった」という声が数多く寄せられていますよ。』

石崎さん、ありがとうございました。たしかに、ほかとは違うかもしれません。素敵な空間で、お茶を飲みながらおしゃべりしつつって、井戸端会議っぽいかも?リラックスした雰囲気でおしゃべりに参加しつつ終活をしっかり学べるって、あまりないかもですね。

その「終活を知ってみよう会」は毎月開催されていますので、気になった方、お気軽にご参加してみては?







※記事内容は取材日時点のものになります。必要時にはお問合せ等でご確認ください。
(取材日:2017年10月)








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