もうひとつの宇宙葬「バルーン宇宙葬」

終活

12月8日~10日に東京ビックサイトでおこなわれた「エンディング産業展2015」で目立っていた“宇宙葬”、
もうひとつは「バルーン宇宙葬」というものでした。

バルーンってそう、あのバルーン、つまり風船
気球とはいかないまでも、いつもの風船よりはずっと大きくて、手を放したらヒュ~ッって舞い上がることは一目瞭然。このバルーンの中に遺灰を入れて、空へと飛び放つそうです。

ロケットで打ち上げるほうの宇宙葬では、遺灰はカプセルに1gとか2gぐらいの微量しか搭載できませんが、こちらのバルーン葬では、希望すればすべて入れることができます。半分だけとか、ほんのちょっとでももちろん可能。

遺灰を入れたバルーンは、ぐんぐん空高く上がっていき、2時間後に高度30~35kmの成層圏に達します。
気圧によりバルーンが膨張し、割れて、その空で散骨される
というわけです。

バルーンの残骸や遺灰が空に漂うのは大丈夫なんだろうか?と気になるところですが、バルーンの成分はゴムの木の樹液でできていて、100%自然原料。遺灰は主成分がリン酸カルシウムのため、無害だそうです。

驚いたのは、バルーンを飛ばす場所を選ばないとのこと。10m四方の空きスペースで、かつ、45度上空付近に高層ビルや電線など障害物がなければ、どこでもOK。想い出の場所とか、ご自宅の庭からでも飛ばせちゃうんですね。

どんな感じなのかなって気になる方は、こちらのページから動画をご覧ください。
http://www.balloon-sou.com/how-to.html

このバルーン宇宙葬を取り扱っているのは、株式会社バルーン工房さん
宇都宮市が本拠地ですが、全国で実施可能とのことですので、ご安心を。

担当の方にお話しを伺っていて印象深かったのは、
「バルーン宇宙葬のお手伝いしていていつも思うのは、最初は泣いていらしたご遺族も、最後は空を見上げて笑顔になるんです。」という言葉。

そして、「その後も、故人に会いたくなったら空を見る。下を向かずに、上を向いていられるんですって、お客さまから言われて、この仕事をやっていて本当に良かったと思っています。」とおっしゃっていた笑顔が素敵だった
ことです。

会場にはバルーンの実物もありましたが、たしかにこれを見ていると、とってもワクワクしてきちゃう。もちろん、そのときは悲しいときではあるけれども、「あの人は空へ飛び立ったのだ」って晴れやかな気持ちになるんだろうな、と想像できました。

飛び立つときの様子を写真で拝見すると、まるで楽しいイベントのようで、遺された人たちにちょっとした楽しい時間をプレゼントできるかもしれません。

気になるお値段は、一式240,000円(税別)。遺骨の粉末化が、20,000円(税別)。ホントの宇宙といわれる成層圏外へ行く宇宙葬よりは、だいぶリーズナブルですね。
ほかにも詳しく知りたいという方は、こちらをご参考に。

バルーン宇宙葬
株式会社バルーン工房

http://www.balloon-sou.com/



関連記事